~独り暮らしと彼との日々~一番好きな人とは結ばれない
私が独り暮らしを始めてから、
彼は練習後とか、海外遠征から帰国したその足で、とか時間の許す限り家に泊まりに来てくれた。
海外遠征から帰国して、成田からうちに直行してくれるなんて思ってもいなかったから、めちゃくちゃビックリした!
しかも、休みの日の朝早い到着だったから、私がまだのんびり寝てるときで、合い鍵で入って来た彼をボンヤリ見てたのをおかしそうに彼が見てたのを覚えている。
まだラインとかフェイスタイムなんて無かった時代だから、
海外遠征のときは、遠征先から彼が時差を計算して電話をかけてくれるのが、唯一のコミュニケーションだった。
海外遠征だと2~3週間は帰って来ないし、帰国してもすぐに会えるとは限らないから、
会えない日が長くなって寂しかったな。
そんなだったから、
帰国する日はいつも聞いていたけど、
そのまま来てくれるとは思わなくて、
私にとってはすごいサプライズプレゼントだった。
遠征先で彼はいつもお土産をいろいろ買って来てくれた。
品物も嬉しかったけど、
彼が「私を思ってコレをチョイスしてくれてたのかぁ、、、」と思い浮かべると
そっちの方が嬉しくてニヤニヤしていた気がする。
特にレディースもののアクセサリーとかバッグ、靴なんて彼が選んでるのを想像するだけで、普段ジョークばっかり言ってる照れ屋な彼だったから、あまりにもギャップがあり過ぎでニヤケてしまうほど。
社会人になってからの遠征先も含めると、
イタリアで買ってきてくれたGUCCIのパンプス、PRADAのバッグ、ベネチアングラスのペンダント、
アメリカだったかなぁ、誕生石のピアスやダイヤモンドのピアス、、、etc.
「似合いそうだと思って」って照れながら渡してくれるのが、すごく嬉しかった✨
こんな時間が過ごせるのも、
2人で過ごす空間があってこそだったから、寂しいときも多かったけど、
やっぱり独り暮らしをして正解だったな❣️
彼は大学の後輩を連れてくることもあり、
あまり得意じゃないけど、
手料理をご馳走することなんかもあった!
今から考えると、
合宿所から2時間ぐらいかかるようなところに連れて来られる後輩くんも気の毒だったなぁ、、、
今となっては良い思い出だけど、、、。
眞美