～お互いの気持ちを確認～一番好きな人とは結ばれない

ときどき電話をもらい、
試合が休みのときにデートする、、、という微妙な関係が３ヶ月くらい続いたのかな。。。

その頃は私は彼に惹かれている自分の気持ちに気付いていたし、
彼の気持ちも一緒だろうなってのも感じていたけれど、
はっきり言葉に出して伝えていない
もどかしい時期💦

季節はクリスマスシーズンで、
街はイルミネーションでキラキラしてた✨

彼と東京ドームシティの遊園地でデートをした✨

夕方になるにつれ、イルミネーションが本当に綺麗だったのを覚えている。

観覧車に乗ったんだよね。
ゆっくり上がっていくゴンドラの中で、
私はキラキラした景色に目を奪われ、
「綺麗✨❤️！」と感動しながら、
彼に背を向けて窓に張りつくように外の景色を見ていた。

「こっちも見てみ！」と言われ、
彼の方を向くと、
アゴクイされ、キスされた❣️

後から考えれば、観覧車で初キスって定番だし、察しろ、自分！て思うけど、
ホントに景色に目を奪われ、全くのノーマークだったから、一瞬驚いてしまった💦

そこからはゴンドラの中が急にラブラブモードに突入し、
やっとはっきりお互いの気持ちを確認しあって、この日からお互いがとても大切な存在になった。

後から考えると、すごくロマンチックなクリスマスデートじゃん💕

眞美

～恋心に気付いた瞬間～一番好きな人とは結ばれない～

初デートが確かまだ秋のリーグ戦をやっている最中で、試合のなかった日曜日だったと思う。

初デートのあとも、ときどき電話をもらって、何度か休みの日にデートをした。

そして、休みの日に何度かデートをするようになって初めてリーグ戦を見に行ったときのこと。

会場で彼と会ったときに、
彼がそわそわした感じで近づいてきて、
「今日、高校のときに付き合ってた元カノが母親と試合を見に来てる！」と言ってきた。

彼が目線を向けた方向を見ると、
確かに同じ歳頃の女子と、母親らしき人が佇んでいる姿が、、、

へぇ～高校で別れた元カノが大阪から
わざわざ東京まで試合を見に来るんだぁ。。。しかも母親と！
へぇ～、、、ふぅ～ん、、、

私の中でモヤモヤと黒い雲が立ち込めた😑

彼はなんだか一生懸命その元カノに見つからないように逃げている感じだった。

「もしかしてまだ続いてるんじゃないの？」って当然思うよね。。。

このときの自分のモヤモヤっぷりが
完全なヤキモチだと気付いた！

「私、もうこの人のこと好きなんだなぁ。。。」

これが自分の気持ちに初めて気付いた瞬間

それでも、私と彼はまだ付き合ってる間柄でもないし、、、「元カノが来てる！」って言われたところで、
「へぇ、そうなんだ！ふぅ～ん、、」ぐらいのリアクションしか出来なかった。

だって怒ったり、取り乱したりするのも変だもんね。。。

心の中では、あの後どうなったんだろう？
話でもしたのかな？とか気になって仕方なかったけど、
元カノが来ているという彼には声も掛けずに、試合会場を後にした。

そしたらその夜、
いつもの時間に彼から電話がきた。

「今日はごめんやで、、、」と。

電話くれたことだけでも嬉しかったのに、可愛げのない私は、
「えっ？何が？」と。

「『何が？』って、、、」と戸惑う彼💧

その頃の私たちは付き合ってるんだか、なんだか本当に微妙な関係だったのだ。

だけど、はっきり告白めいたことも、
気持ちを伝え合うこともしていなかったので、
ヤキモチを伝えるのも変だし、、、
あくまでも
「私はただの友達だから、
元カノのこととか興味ありませんよー」で通した。

彼は「怒ってんの？」的なことを
ちょっと楽しんでるっぽく言ってた。

悔しいから「別に～」と私。

でも結局、本当に元カノと今は何の関係もないこと、
突然やって来て驚いたこと、
そして何より次に会う約束もちゃんとしたことで、モヤモヤがスーッと晴れた😊

単純な乙女心😅❣️

この日、自分の気持ちにも気付いたけど、
夜の電話で２人の距離が縮まった気がした。。。

眞美

～初デート～一番好きな人とは結ばれない

何度か電話でたわいもない話をするようになってから、初めてデートすることになった✨

彼は渋谷まで一本で出られるところの合宿所に住んでたからか、
待ち合わせは渋谷のモヤイ像の前！

大阪から出てきた彼はたぶんあまり
東京のデートスポットとか知らなかったと思うけど、きっといろいろ調べてくれたんだろうなぁ、、、💞

ベタな待ち合わせスポットなんだけど、
逆に私も初めての待ち合わせ場所で、
「モヤイ像どこにいんのよ！」と思いながら向かった😅

ドキドキしながら渋谷駅に着いて
モヤイ像を探す、、、探すまでもなく
居た!モヤイ像とデカい人が!

定番の待ち合わせスポットらしく、
たくさんの人がいたけど、
身長が飛び抜けてるから、探す必要がなくて楽チン♪

今でも覚えている第一印象は、、、
いつも見てたのがジャージ&ユニフォーム姿だったから、私服だと大人っぽい感じだったこと。

しかもスポーツ新聞？だかを読みながら待ってたから、オッサンぽい？とも思った(笑)

一生懸命思い出そうとしたんだけど、、、
どうしても初デートの場所が思い出せない😅

彼は覚えてるかなぁ、、、

遊園地、ディズニー、水族館、いろんなスポーツ観戦、映画、ゲーセン
ホントいろんな場所に連れてってもらったけど、
最初はどこだったかなぁ、、、

きっと一緒にいるだけで楽しくて、
場所の印象が薄かったのかも！

私はずーっと東京育ちたから、
関西弁の知り合いも初めてで、
普通の会話が関西弁の人との会話も当然初めて💦

「えっ？それってどういう意味？」ってこともよくあった💦

遊園地だったか水族館だったか忘れたけど、とにかく朝から晩まで遊んだ記憶がある。

合宿所暮らしだった彼は、
逆シンデレラのように、
確か21時までに帰ってなきゃいけなくて、、、
それでも私が一本で帰れる池袋駅まで送ってくれて、改札口でバイバイしたんだよね。

当時はケータイないし、
バイバイしてすぐLINEするなんてなくて、
確か彼が合宿所に戻ったあと、近くの公衆電話から電話をくれたんだよなぁ。

無事に帰宅したかどうかを心配して、
ちゃんと電話くれるところが優しいなぁ、、、と思って嬉しかった✨

それでもまだこのときは恋心とは
違う感じだった。

聞いたことはないけど、
彼もきっと、東京に出て来たばかりで、
「休みの日の気分転換にいろいろな場所に遊びに行ける女の子」が居たら、、、ぐらいの感じだったと思う。

初デートなんてそんなもんだよね😊

お互い惹かれ合うようになったのはいつ頃からだろう、、、

眞美

～好きになるまで～一番好きな人とは結ばれない

偶然会場内の階段で彼とすれ違って、
無事に手紙を渡すことができた私✨

帰り道、アキちやんにコトの一部始終を話すと、アキちやんは
「眞美ちゃんて意外と積極的なんだねー！」と驚かれた!

そう、私は興味のないことには全くノータッチなんだけど、
これはやらなきゃ!と思ったことには
あまり躊躇なくアグレッシブに進むタイプ😅

こうと決めたら突き進む！

で、その夜、帰宅後に部屋でくつろいでいたら母から
「電話だよー」と呼ばれた。

「日本体育大学のTさんて人から。」

「えっ？？も、もう電話くれたの？？」

まさかその日のうちに電話くれるなんて
思わないから、ビックリ！！

何を話したのか、、、今ではもう覚えてない、、、
ほとんど面識なかったあの頃の２人は初めての電話で何を話したんだっけか？？

話の内容は忘れちゃったけど、
初めて「もしもし、、、」って電話に出たときのドキドキは不思議と覚えてるんだよね。。。

その後も確か何度か電話をくれたと思う、、、
で、たぶん何度目かの電話で会う約束をしたんだったと思う。

彼→19歳
私→18歳
の晩秋のこと。　

眞美

～運命の出会い～一番好きな人とは結ばれない

面識のない彼とどうやって友達になったら
いいのか、、、？

私が出した答えは今では古風な
「手紙を書いて渡す！」だった。

ライン交換がコミュニケーションの当たり前になっている現代で考えると、
めちゃくちゃ古風なんだけど、
当時はポケベル時代で、ケータイなんて持ってないし、、、
電話と言えば家族みんなが使う家の電話📞

その手紙の内容は、、、
全く覚えてない!!

そんなに長々と書いた記憶は無いから、
「応援してますよ、頑張って下さいね。」程度のことで、あとは名前と連絡先を
書いたんだと思う💦

さて、後はその手紙を渡すだけなんだけど、ここで問題が!!

いつ渡すの😱？

彼→試合をしに来てる人
私→それを観戦してる人

接点ないよね、、、

でも、どっかですれ違ったり、
帰り道に会ったりするかもしれないし!
と元来のB型、思い込んだら猪突猛進精神で、なんとかなるさ～と思っていた😅

そしたらね、ホントに何とかなるんだよね✨

あるとき、試合観戦の合間にトイレかなんかに行くので、会場内の階段を降りてたんだけど、偶然階段の下から彼が駆け上がってきた！

そしたら、私の目の前で突然彼がドテっとコケてしまったのだ💦

驚いた私は「あっ、大丈夫ですか！？」と声を掛けると、
「あっ、大丈夫です！」と。

こんなときにどうかと思ったけど、
もう「今しかない!」って思って、
「応援してます！頑張って下さいね😊
コレ、、、」と手紙を渡しました！

彼は「ありがとうございます！なんかカッコ悪いとこ見られちゃったなぁ、、、（ホントは大阪弁だったけど、うまく書けない）」と恥ずかしそうに去って行った。

これが私と彼の初めての出会い✨

思いもよらないかなり衝撃的な出会いだったから、今でもよく覚えている。

あのときトイレに行ってなかったら、
彼が何かの用事であの階段を駆け上がって
来なかったら、、、
運命って分からないものですねぇ。。。

そして、その夜、またビッグサプライズ
が起こるのでした。。。

眞美

～出会いまで～一番好きな人とは結ばれない

ということで、自宅から２時間かけてバレーボールの大学リーグ会場へ。
確か初めての会場は横浜にある日体大の体育館だった記憶が。。。

最寄り駅でアキちゃんと待ち合わせして、
体育館行きのバス停に行くと、
意外と同じ歳ぐらいの若い女の子が多いことに気付いた！
バスの中も、アイドルのライブに行くような、、、なんだかキャピキャピしてる！

バスの中ては、みんないろんな選手の話とかしてるんだけど、
私、全く分からん😅

アキちゃんも
「まぁ、行ってみれば分かるよ😊」と前情報を与えてくれない💦

ただアキちゃんの好きな選手っていうのは南さんていう、当時法政大学だった選手ってぐらい。

バスから降りると体育館までの道も、
同じぐらいの女子多し✨

体育館周りでは、
いろんな大学の選手たちがアップ？的な感じのことをやってるんたけど、
遠目から女子たちがキラキラした眼差しでそれぞれの好きな選手を見てる😍

あっ、なんか場違いなとこに来たんじゃないんだな😅とホッとする。

受付のようなところで、
アキちゃんがチケットを買ってくれて（確か微々たる金額だった気がするけど、
あっ、有料なんだ！と思った。）パンフレットをもらった。

体育館の中はギャラリーに既に観客が結構いて、コートの中でも第一試合の選手たちは練習してた。

初めて来た感想。

「アイドルのコンサートみたい、、、」

スター選手の一挙手一投足にキャーキャー黄色い歓声が飛んでいて、
予想外の雰囲気に驚いたのを覚えてる。

初めて見る大学生のバレーボール観戦は、
特に好きなチームや選手がいなくても、
迫力があって、会場の盛り上がりとかもあって楽しかった✨

連れてきてくれたアキちゃんに感謝して、そんなこんなで、その後何度か観戦に行き、秋のリーグ戦も一緒に見に行った。

そのうち私にも「応援したいな❣️」と思う人が現れた！

それが当時、日体大1年だった同い年の彼。

1年生なのに、1年生だから？コートの中を駆け回って、先輩たちを鼓舞するように試合を盛り上げている姿に感動✨

そう言えば、4年生までいる中で、
入ったばかりの1年生が試合に出るってスゴイことだったのかな？
他に試合に出てる1年生なんていなかったし、、、。

とにかく、彼のファイトを見ていると、
「私も頑張らなきゃ！」って思わせてくれる人だった。

そんな彼を見ていたらいつしか、
「ゆっくりお話してみたいなぁ、、、」と思うようになっていって、、、

でも当然面識ないし、知り合いもいないし、、、どうしようかと考えて出した答えは、、、
「そうだ！手紙を渡そう！」だった。

眞美

一番好きな人とは結ばれない～はじまり～

バブルの崩壊が少しずつ影響し始めた
1992年4月✨

私は運命の大恋愛の幕を開けた💖

高校を卒業して、私立の短大に入学が決まっていた私は、入学までの間にできるアルバイトを探してた。

どうせならなかなか経験出来ない楽しいバイトがいい✨
と、私が選んだのは
「新幹線の売り子さん😊」

毎日東京⇄大阪を1往復する。
カッコイいユニフォームを着て、
乗車するお客さんをドアのところで、
お出迎え😊

その後は新幹線内の通路でワゴンを押し、
コーヒーやらお弁当やらを売る、ひたすら売る😁

大阪に着いたら、次に乗り込む東京行きの新幹線の時間まで1～2時間、
食事したりのんびり過ごす。

なぁんてことを若干18歳になったばかり（私早生まれなので）の頃にやっていた😅

そこで出会ったアキちゃん、この仕事は何度かやっている先輩。
いろいろと仕事を教えてくれる確か2つぐらい年上のおっとり女子。

ある日、バイトの後にアキちゃんからこんなお誘いが⭐️

「今度の日曜日、バレーボールの大学リーグがあるんだけど、一緒に行ってくれない？」

バレーボールの大学リーグ？？
何それ？？

バレーボールと言えば、母の影響で、
子供の頃からテレビで放送されるオリンピック、ワールドカップなどの国際試合なんかはよく見ていた。

私が小学生の当時は河合俊一さんがアイドル的存在で、キャーキャーと大人気だったのを覚えている。

小学生ながら、
「あんなに激しく動いて汗かいて、なんであの前髪は崩れないんだろう、、、、」と不思議に思ったものだ😅

で、大学リーグ、、、
全然興味は無かったけど、アキちゃんは好きな選手がいるらしく、
「１人で行くのは寂しいから😭」と懇願され、半ば渋々O.K.した💦
だって会場が家から２時間ぐらいかかるところだったんだもん💧

と・こ・ろ・が!
このお誘いが後の私の大恋愛の始まりとなるのでした。。。

#眞美